気構え2

売上・利益をどう急成長させるかをいつも考えているか

技術指向の非常に強い社長は、一般に製品開発に関しては非常に真剣に取り組む一方で、
売上・利益成長に対しては意識が低く、工夫も少ないことがしばしば見られる。

 

あるいは、気持ばかりあせって、効果的な手が打てないことも多い

 

技術がいかに素晴らしいか、いかに将来有望かということを言いわけとして、
顧客の切実なニーズが何で、どうすれば売上につながるのかへの努力が後回しになりがち。

 

少し追及されると答えに窮する

 

この点について社外取締役などがどんなに指摘、助言しても、なかなかアクションに移れない

 

自分が何がわかっているか、何は実はよくわかっていないのか必ずしもはっきりと言わないため、
対策が遅れる。

 

周囲のサポートも効果的にできない

 

初めての起業の場合は、急成長させた実績も自信もほとんどないため、
売上・利益成長のために何が本当に大切で、
何をどう考えたら効果的に社員をリードできるのか、実感が湧きにくい

 

大変な苦労をして安定成長を実現した場合は、それである意味安心してしまう。

 

これ以上リスクを取って急成長させる意欲も資金的余裕も乏しくなることが多い

 

家業や一般の中小企業ではなく、
「ベンチャー企業」としての事業ビジョンと創業時の使命感を常に振り返りつつ、
売上・利益の成長機会を常に探る。

 

有望な先輩社長、同業他社の社長との会話からも
新たな売上・利益のヒントを得ることが必要で、彼らの急成長のきっかけとその背景、
準備等について根掘り葉掘り聞く

 

急成長ベンチャーの優れた経営者に1ヶ月に2名程度は会って、
刺激を受け続ける

 

得たヒントはその場でどんどんメモを取り、蓄積していく。

 

日を改めて、机の上にならべ、新しいアイデアを吟味していく

 

主要顧客、主要取引先等に対しては、最低3ヶ月に1回は出向いて話をする。

 

ベンチャー企業としての真剣な取り組み姿勢を先方に伝えつつ、顧客ニーズへの理解をさらに深め、
新しい事業機会のアイデアを得る

 

現状の延長線上ではなく、リスクを取って売上・利益を急成長させる大胆な手を常に考え、
工夫し、先頭に立ってリードし、成果を出して社員に新しい道を示す

 

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